OKADA KYOKO 岡田恭子 / 予約 / どんなふうに

 ホーンのエコーに花が咲く！　安井かずみの詞作も凄い、ソフトロック名曲「どんなふうに」。

イントロ／間奏でホーン隊が高らかに奏でる、美しいリフレイン。
練られた作編曲を手掛けたのは、緻密・華麗な筆致でソフロ・ファンにはおなじみ、東海林修。
ジャケットの写真……歌い手の周りに薔薇の花が咲きほころんでゆくのを、おもわず幻視してしまいました！

スクール・メイツ出身、初代「ひみつのアッコちゃん」オープニング・テーマのチャーミングな歌唱でも知られるアイドルのデビュー盤にして、唯一の歌謡曲盤。

両面でタイプは違えど、情念たっぷりの詞世界をキュートな声で懸命に歌っている点も面白い……意中の人に向かって、まるで＜汽車＞や＜宿＞と同等に＜幸せ＞を予約する、その名もA「予約」は、何よりストレートなタイトル付けが肝（こちらの作詞を担当しているのは尾中美千絵）。
対して B「どんなふうに」は、幼児の如く＜どんな人に出逢って / どんな胸に甘えて / どんな夢を見るの？＞と質問攻めにしておきながら＜一緒になれたら静かになる＞と宣言する、という、聴くほどにとんでもない世界観。相当に強力なカップリングとなっております。

どんなふうに

• LABEL: Philips (日本ビクター)
• FORMAT: 7″
• 発売年: 1969
• 発売国: Japan
• コンディション DISC: EX+ / JKT: EX+
• 特記事項: STEREO
  コンディション表記について