KSGA-9625

THE LOUPES ザ・ルーペズ / Subcity サブシティ

KSGA-9625

 【現時点でDL販売 / サブスク配信なし】ソングライティングの成長。メンバー加入の奏功。そして CD ネイティヴ世代ならではの、こだわりのパッケージング。これがバンド史上最高傑作(当店調べ)!

広島市を拠点に活動を続けているバンド the Loupes が、8年ぶり(?)、満を持して放った通算3枚目のアルバム。

作品の成り立ちに関しては、以下の公式プレス・リリースをご参考いただくとして、まずは本作のハイライトと断言したい楽曲「ANA」をお試しいただきたく。

ギターを担当する久保ユーリ、フルートの土屋枝里子の2名が加入してから初となるアルバムですが、フロントマン・岡原慎のソングライティングが先行しすぎていたきらいもあった従来の音楽性に、本作では<編曲><アンサンブル>も聴かせたい、という意識が新たに加わった、そんな印象を抱きました。
ずばり、バンド史上最高傑作(当店調べ)。CD が新鮮な世代にも、パッケージ込みでたのしんで欲しいのであります。

*2025年12月11日発売。
*透明青色のプラ・ケース仕様。帯・裏面にMP3のDLコード記載。
*購入特典:1996年オリジナル・カレンダー(A4ポスター)。

公式プレス・リリース
日本のニュータウンをテーマにした追憶のスモールシティポップス。
スマホのスワイプでは辿り着けない、誰もが記憶の片隅に持つようなおぼろげな風景を豊かな筆致で描写した音楽アルバム。

日本各地に点在するニュータウンは、長いもので50年近くの歴史を持ち、市井の人々の生活をただ見守りながら、今もただそこに在りつづけています。そこに住んだことがない人でも、不思議とみな同じような風景を思い浮かべることができるように、いわば半共有の心象をゆっくりと喚起するような作用が本作にはあります。

本作は、Gt/Vo.岡原が実際に幼少期を過ごした広島市郊外のニュータウンが創作の原点にあり、
アルバムの冒頭を飾る「ニュータウン1996」は、美しいメロディで望郷を孕んだ風景を描くスロウナンバー。本作のテーマを最も象徴する1曲と言っても過言ではない、と同時にバンドのキャリアを代表する切実な名曲になりました。
続く、意表を突くイントロが新鮮なルーペズ流ブルーズ「ぷらざ」、アンサンブルとサウンドプロダクションの飛躍を見せる先行シングル「ANA」、まるでゆっくりと歩くゴールデンレトリバーのようなリズムが面白い「レトリバー(夜型)」と進みます。

新たに差し込まれたピアノによって、既発のバージョンから更に和音の響きが膨らんだ「Congratulations,baby」、ツインボーカルが活きるローファイなビートナンバー「再会」、ルーペズらしいチェンバーなアンサンブルと8ビートが融合した「Story writers」、インタールード曲「再訪」を挟んで、1stアルバム(2017年リリース)に収録され今もライブの定番になっている代表曲の再録ver.「あきれた夜明け前2025」で本作は幕を閉じます。
わずか30分とささやかな音楽作品でありながら、この1枚を通して聴いた後に湧き上がる感覚は、小説を読んだあとや映画を観たあとのそれに近い事に気付くでしょう。暖かくもどこか少しの寂しさも入り混じったような、さまざまな心象風景を呼び起こす1枚です。

(文:山岡弘明/ STEREO RECORDS)

収録曲
01 ニュータウン1996
02 ぷらざ
03 ANA
04 レトリバー(夜型)
05 Congratulations,baby
06 再会
07 Story writers
08 再訪
09 あきれた夜明け前2025
在庫有り
¥2,640(税込)
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